エステサロンの開業準備で忘れてはいけないのが、集客計画です。

どれだけ良い立地で、ターゲットに寄り添ったサービスを展開しても、お店の存在が知られていなければお客様が集まるわけがありません

チラシのポスティングやホームページの作成など、エステサロンの集客には様々な方法がありますが、押さえておきたいのがSNSです。

今回のコラムでは、エステサロンでのSNSの活用方法、運用の際に気を付けたいポイントなど解説していきます。

エステサロンでSNS活用するメリット

SNSをマーケティングとして活用するためには、それなりの努力が必要です。しかし、SNS運用にはそれだけ時間をかけてでもおすすめしたい理由があります。

  • 無料で始められる
  • 検索ツールとしても活用されている
  • 少額から広告配信も可能
  • 新規顧客の集客にも既存顧客のフォローにも活用できる

無料で始められる

多くのSNSが無料でアカウントを開設することが可能です。始めてから、万が一顧客層と合わなかった、効果が感じられないとなった時もアカウント削除をすれば良いだけ。非常にローリスクでスタートできるのが魅力です。

検索ツールとしても活用されている

近年、InstagramやX、TikTokなどのSNSはGoogleやYahoo!のような検索エンジンと同様に活用されることも多いです。

例えば【名古屋 エステサロン】【名古屋 施術名】などのキーワードでGoogleで検索すると、上位表示は予約ポータルサイトが占めます。しかし、検索しているユーザーの中には口コミを探していたり、リアルな店舗の様子を知りたい方も多いでしょう。

同様のキーワードでSNSで検索を行うと、リアルな口コミも含めて検索結果に表示されます。このように、ユーザーにとっては信頼度の高い情報が集められるツールとして使われています。SNS上で検索した時に店舗情報が出てこないのは、チャンスを逃しているといっても過言ではありません。

少額から広告配信も可能

各種SNSで広告配信が可能です。Web広告と同様に少額からの出稿ができ、細かなターゲットを絞り込めることが特徴です。

ターゲットによってはWeb広告よりも効率よく配信できる可能性もあります。広告配信を実施する時にはSNSも選択肢に入れることをおすすめします。

新規顧客の集客にも既存顧客のフォローにも活用できる

SNS運用を行うと、フォロワー獲得や投稿の拡散が可能なことから新規顧客の集客に優れていると思われることも多いですが、実は既存顧客のフォローにも活用できます。

エステティシャンはお客様の悩みに寄り添うのがお仕事です。アカウントを通して人間味や親しみ感を持たせることで、相談しやすい関係を構築したり、オーナー自身へファンがついたりということも。

ぜひ、店舗や自分自身のブランディングに活用してください

各種SNSの特徴を理解して使い分けよう

一口にSNSと言っても、それぞれユーザー層や特徴が異なります。それぞれの特性を生かしてどのSNSを活用するべきなのか考えていきましょう。

  • Instagram
  • Facebook
  • X(Twitter)
  • TikTok
  • LINE公式アカウント

Instagram

  • 幅広い年代が活用している
  • 女性の利用者が多い
  • ビジュアル(写真・動画)メインの発信になる
  • 拡散性が低いためハッシュタグの活用が必須

写真や動画の投稿が必須なため、来店せずとも店舗のイメージを伝えることが可能です。美容に関する情報は文字のみで魅力を伝えるのは難しいですが、写真や動画を活用することでより多くの情報を届けることができます。

ただし、ブログなどの外部リンクへの誘導力に欠けるのが弱点。インスタグラム上で完結できるよう、情報をできるだけ投稿内に掲載したり、DMでの予約を行えるように整えておいたりしましょう。

Facebook

  • 20代以降の利用率が高い
  • 実名でないと登録できない
  • 写真や動画、キャプションと情報量が多い

実名登録が必要なフェイスブックでは、友人や職場などリアルな繋がりが多いのが特徴です。

拡散を狙った投稿ではなく、お客様との繋がりを強固にするために活用すると良いでしょう。

X(Twitter)

  • 若年層が中心
  • 140文字の短文のみの投稿が可能
  • リポストなど拡散性に優れている
  • リアルタイム制に長けている

他のSNSと比較して、拡散性とリアルタイム性に非常に長けているのがXです。短文で投稿することも可能なので手軽に続けやすいのも魅力の1つ

例えば、リアルタイム性を活用してスケジュールや今日の営業時間を投稿したり、拡散性を利用してキャンペーンの打ち出しも有効でしょう。

TikTok

  • 若年層の利用が多い
  • 縦型ショートムービーに特化
  • 優れたレコメンド機能
  • 拡散性に優れている

スマートフォン向けのショート動画プラットフォームのTikTok。音楽や加工フィルターなどが多数搭載されており、撮影から編集、投稿まで1つのアプリで完結できます。

優れたレコメンド機能と拡散性が特徴で、エンゲージメント(いいねやコメント、視聴維持などの反応)をうまく集めることができれば、フォロワー数に関係なく再生数は大幅に伸びることもあります。

LINE公式アカウント

  • 日本で最も利用者が多いコミュニケーションアプリ
  • 家族や友人とのクローズ型のやり取り
  • クーポンなどビジネスでも活用できる機能が多い

利用者が多いコミュニケーションアプリという特徴を生かして、気軽にお客様とコミュニケーションがとれるのが大きなメリット

LINE公式アカウントでは。クーポンやショップカード、顧客管理ツールなど多彩な機能も魅力です。

関連記事:LINE(ライン)をサロン集客に生かすには?活用したい機能やサービス

運用するときに気を付けたいポイントは?

ただただ、気まぐれに投稿しているだけでは【SNSを運用している】とは言えません。SNSを運用する際は以下のポイントに気を付けましょう。

  • ターゲットとコンセプトを明確にする
  • 定期的な投稿を行う
  • 投稿の振り返りをする
  • デザインの統一感を意識する
  • ユーザーの知りたい情報に寄り添う
  • DMやコメントなど交流を大切にする

ターゲットとコンセプトを明確にする

エステサロンをオープンするとき、ターゲットとコンセプトを決める必要があります。SNSでも同じように考えていきましょう。

例えば、アッパー層向けにエステサロンを運営しているとします。SNSを選ぶとするのなら、若年層が多いXやTikTokよりも、InstagramやFacebookのほうが相性がいいかもしれません。

加えて、投稿コンテンツ、プロフィールもアッパー層を意識すると、落ち着いた色合いにしたり、言葉選びも丁寧になったりするでしょう。

店舗に合わせて、SNS上でのターゲットとコンセプトを決めていきましょう。

定期的な投稿を行う

SNSのフィードは、新しい順もしくは関係値が深い順で表示されます。定期的に更新を行わなければ新しい順でも表示されることはないですし、ユーザーとの関係値も構築されません

つまり、投稿がユーザーの目に止まりにくくなります。定期的な投稿を目指し、投稿スケジュールを考えていくのが重要です。

投稿の振り返りをする

SNSアカウントを開設し設定さえ行えば、投稿やフォロワーを分析するインサイトやアナリティクスという分析ツールを無料で活用できます。投稿を行ったら、必ずユーザーからの反応をチェックしましょう。

フォロワーの性別や年齢、どこから投稿を発見しているのかなども確認できます。投稿する時間帯やユーザーの興味のある投稿内容など、ユーザーからの反応を分析し、改善を行っていきましょう。

ユーザーの知りたい情報に寄り添う

フォロワーが増えたり、多くの人に投稿を見てもらったりするためには、ユーザーが知りたいタイミングで知りたい情報を届けることが重要です。

例えば、冬には乾燥対策に有効なホームケアを紹介したり、静電気が髪や肌に与える影響などを投稿したりするのも良いでしょう。自店が強みとするポイントを組み合わせて、情報発信を行うのが拡散されるコツです。

DMやコメントなど交流を大切にする

現在のSNSでは、DMやコメントなどユーザーとの繋がりが非常に重要視されています。そのため投稿では、相手からいいねやコメントなどなんらかのアクションを誘発できるよう意識してください。

Instagramストーリーズではリアクションスタンプや質問BOXを活用すると良いでしょう。肌の悩みや美容に関する悩みを募り答えていくと、SNS上での評価がアップするだけではなく信頼の獲得にも繋がります。

近隣の店舗をフォローしたり、コメントするのもおすすめです。近隣店舗のファンや近隣住民に自然な形で自店をアピールできます。

おすすめの投稿内容

では、実際にエステサロンのSNSアカウントでは、どんなことを発信したらいいのでしょうか。エステサロンであれば以下のような内容が考えられます。

  • 施術メニュー
  • 物販
  • 施術事例
  • 美容情報
  • 店舗情報
  • 近隣情報

上記のようにいくつか投稿テーマを決めて、投稿を作成すると投稿内容に困りません。

同じ内容でも切り口を変えて投稿することも可能です。例えば、美容情報として毛穴トラブルを紹介すると仮定します。一口に毛穴トラブルといってもさまざまな紹介が考えられます。

  • 毛穴悩みのタイプ
  • 原因
  • ホームケア方法
  • やってはいけないスキンケア

自分のエステサロンの強みとなる部分を繰り返し投稿を行うことで、【○○と言ったらこのエステサロン】といったイメージがつきやすくなる可能性もあるでしょう。

エステサロンの集客にSNSを活用しよう

今やエステサロンの運営にも欠かせなくなったSNS。しかし、なんとなくで更新しているだけでは、新規顧客の集客やリピーターの獲得には繋がりません。

SNS運用を成功させるには自店に合わせて、どのSNSをどんな風に活用するのか戦略を立てることが必要です。

株式会社NBSでは、業務用脱毛機の販売以外にも、美容機器を導入いただいた顧客様限定でセミナーやノウハウの共有を行っております。

下記より無料ダイジェスト版をご覧いただけます。他にも売上アップや集客に役立つセミナーを開催しておりますので、気になった方はぜひお気軽にお問合せください。

 

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