エステサロンを経営するうえで、「1日に何人対応できるのか」「何人来店すれば黒字になるのか」は、売上計画を立てるうえで欠かせない指標です。施術時間や客単価、固定費によって必要な来店人数は大きく変わるため、自サロンに合った経営モデルを設計することが重要になります。
人数を増やす経営を目指すのか、それとも少人数・高単価で利益を確保するのかによって、集客方法やメニュー設計、スタッフ体制も変わってきます。本記事では、エステサロンの1日あたりの来店人数の目安から黒字化ラインの考え方、そして客単価を上げる具体策を解説します。安定した経営を目指すための基礎知識として、ぜひ参考にしてください。
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パンフレットダウンロード(無料)エステサロンが1日に対応するお客様の人数の目安

エステサロンが1日に対応するお客様の人数は、サロンの規模やメニュー内容、スタッフ数によって大きく異なります。一般的な目安としては、個人経営の小規模サロンであれば1日3〜6名程度、スタッフが複数在籍する中規模サロンでは1日10名以上対応するケースもあります。
痩身エステやフェイシャルなど、1回あたり60〜120分かかるメニューが中心の場合、1人のスタッフが対応できるのは多くても1日4〜5名ほどが現実的です。カウンセリングや着替え、清掃時間も含めると、実際の施術可能枠は限られます。そのため、完全予約制のプライベートサロンでは、無理に人数を増やすよりも単価を高める経営スタイルが一般的です。
一方で、短時間メニューや回転率を重視したサロンでは、1日7〜10名以上を対応することもあります。脱毛や部分痩身など施術時間が比較的短い場合は、回転数を上げやすくなります。しかし、回転率を重視しすぎると接客の質が下がる可能性があるため、バランスが重要です。
エステサロンは1日何人で黒字になる?

エステサロン経営において「1日何人来店すれば黒字になるのか」は非常に重要な指標です。黒字化に必要な人数は、固定費・変動費・客単価によって大きく変わります。ここでは、月間固定費を約80万円、営業日を月25日と仮定し、客単価別に目安となる来店人数を解説します。
客単価5,000円の場合
客単価が5,000円の場合、月商80万円を達成するには単純計算で160名の来店が必要です。営業日25日で割ると、1日あたり約6〜7名の来店が必要になります。
しかし、ここには材料費や広告費などの変動費は含まれていません。実際には利益を出すために、1日7〜8名程度を安定的に確保する必要があります。施術時間が短く回転率を上げられる業態であれば可能ですが、個人サロンでは体力的に負担が大きくなりやすい水準です。
客単価10,000円の場合
客単価10,000円であれば、月商80万円を達成するために必要な来店数は80名です。営業日25日で計算すると、1日あたり約3〜4名の来店で黒字ラインに届きます。
この水準であれば、60〜90分の施術を中心とするサロンでも無理のない運営が可能です。多くの個人エステサロンが目指す現実的な単価帯であり、安定した経営がしやすい価格帯といえるでしょう。
客単価20,000円の場合
客単価20,000円の場合、月商80万円を達成するために必要な来店数は40名です。営業日25日で割ると、1日あたり約1〜2名で黒字ラインに到達します。高単価サロンは集客難易度が上がる一方で、来店人数が少なくても売上を確保できるメリットがあります。完全予約制のプライベートサロンや専門性の高い痩身・ブライダルエステなどでは、このモデルが採用されることが多いです。
黒字化に必要な人数は客単価によって大きく変わります。低単価で回転率を上げるのか、高単価で少人数対応にするのかによって経営スタイルは大きく異なります。自分の体力・スタッフ数・コンセプトに合わせた単価設計が、安定した黒字経営において重要です。
エステサロンが客単価を上げる方法

エステサロン経営において、来店人数を増やすだけで売上を伸ばすのには限界があります。スタッフの稼働時間には上限があるため、安定的に利益を出すには「客単価アップ」が重要です。ここでは、無理な値上げに頼らず、自然に客単価を高める方法を解説します。
コース提案型のカウンセリングを行う
単発メニューのみを提示するのではなく、悩み解決型のコース提案を行うことで客単価は上がりやすくなります。例えば「二の腕集中ケア1回」ではなく、「3か月集中プログラム」という形でゴールを提示することで、継続契約につながります。
重要なのは売り込みではなく、悩みに寄り添った提案をすることです。結果を出すための最適プランを提示する姿勢が信頼を生みます。
セットメニュー・オプションを充実させる
フェイシャル+デコルテ、痩身+EMSなど、相性の良いメニューを組み合わせたセット提案は客単価アップに効果的です。単体よりも少し割安に設定することで、自然な追加オーダーにつながります。オプションを「おすすめ」として提示するだけでも、一定数の顧客は追加を検討するでしょう。メニュー設計が単価向上においては重要です。
店販商品の提案を強化する
施術後のホームケア商品を提案することで、客単価を底上げできます。特に痩身や肌改善系の施術は、自宅ケアとの併用が効果を高めるため、理にかなった提案になります。無理に売るのではなく、「結果を早く出すためのサポート」という位置づけで提案することが重要です。
サロンの専門性を高める
価格を上げるには、それに見合う価値が必要です。特定の悩みに特化する、最新機器を導入する、資格を取得するなど、専門性を高めることで高単価設定が可能になります。「どこにでもあるサロン」ではなく、「この悩みならここ」と思われるポジションを築くことが、単価アップにつながります。
空間の価値を高める
内装や接客レベル、清潔感などの体験価値も単価に影響します。高級感のある空間や丁寧な接客は、「価格以上の満足感」を生みます。単に施術を提供するのではなく、リラクゼーションや非日常感を演出することで、価格への抵抗感を下げることができます。
定期契約・会員制度を導入する
都度払いだけでなく、月額制や回数券制度を導入することで、1回あたりの支払額を自然に引き上げられます。定期的な来店を促すことで、売上の安定化にもつながります。継続モデルを構築できれば、単価だけでなくLTV(顧客生涯価値)の向上も期待できます。
エステサロンが客単価を上げるためには、値上げよりも「価値の向上」と「提案力」が重要です。無理なく単価を高める仕組みを整えることで、少ない来店数でも安定した黒字経営が実現できるでしょう。
エステサロンは対応する人数よりも客単価が重要
エステサロンが1日に対応できるお客様の人数は、施術時間やスタッフ数によって異なりますが、個人サロンであれば3〜6名程度が現実的な目安です。黒字化に必要な来店人数は客単価によって大きく変わり、単価5,000円なら1日7〜8名、10,000円なら3〜4名、20,000円なら1〜2名でも黒字ラインに届く可能性があります。
来店人数を増やす戦略は体力的な限界があるため、安定経営を目指すなら「客単価の設計」が重要です。コース提案、セットメニューの充実、店販商品の強化、専門性の確立、空間価値の向上、定期契約の導入など、単価を自然に高める仕組みを整えることで、少人数でも利益を確保できる体制を作ることができます。
エステサロン経営は「人数」ではなく「単価と価値のバランス」が成功のポイントです。自分の体力やスタッフ体制、サロンのコンセプトに合ったモデルを選択し、無理のない黒字経営を実現していきましょう。
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