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脱毛サロンの開業や運営に使える助成金・補助金の種類!

脱毛サロンを開業するには、多くの場合において数百万円という多額の資金が必要であり、そのような大金を個人で用意することは簡単ではありません。また、運営資金も同様で、家賃・人件費・維持費などを支払い続けるには毎月それなりのランニングコストがかかってきます。

そのような資金を調達するため、中には銀行から融資を受けたり、他人から借金をする人も少なくありませんが、脱毛サロンでも利用できる助成金や補助金があることをご存知でしょうか。

返済する必要がない助成金・補助金を利用すれば、一気に多額の資金を獲得し、脱毛サロン開業への足がかりとなる可能性もあります。

※本コラムは2022年1月時点での情報を記載しています。助成金や補助金についての情報は変更される可能性があることをご了承ください。

脱毛サロンでも助成金・補助金が使える!

冒頭でもお伝えした通り、国や各都道府県の自治体などでは、脱毛サロンでも利用できる助成金や補助金の制度が設けられています。
それぞれ細かい条件や厳しい審査がありますが、最大のメリットは基本的に返済する義務がないということです。
※もちろん助成金や補助金の種類によって、一定額を返還する必要がある制度も存在します。

融資や借金を利用して資金を得た場合、借りた額を返済しなければならないことはもちろん、多くの場合はそれに加えて利子も発生します。
となると、一時的には資金不足を解消することができても、結局自己負担になることは変わりありません。

助成金と補助金の違いとは?

ちなみに、助成金と補助金の二つには明確な違いはなく、国や地方自治体が支給しているということは変わりません。
また、基本的に返済義務がないという点でも同じです。
しかし、それぞれに大きな特徴があります。

助成金の特徴

助成金の大きな特徴は、条件さえ満たせば基本的に受給することができるというところです。
ただし、申請条件が細かく制限されている場合が多く、それらをきちんと満たしていないと、申請しても不採用になる場合があります。
また、手続きも複雑で、申請する際には代理人を立てる企業も少なくありません。

補助金の特徴

助成金とは異なり、補助金は審査に合格しなければならないことがほとんどです。
そのため、申請条件を満たしているからといって、必ずしも採用されるわけではありません。

審査の基準は各補助金制度によって異なりますが、共通するのは、補助金を支給する目的にきちんと沿っているのかどうかというところです。

例えば新型コロナウイルスの対策として多くの補助金制度が設けられましたが、そのような制度の目的は、新型コロナウイルスの影響を受けた企業を救済することにあります。
そのため、新型コロナウイルスによる損失を取り戻すためであったり、対策を講じるために申請した企業が多く採用される傾向にありました。

このように制度の目的と申請理由は、きちんと一致している必要があります。
また、補助金そのものにおける予算や採用枠には上限が定められていることが多く、申請期限に達していないにも関わらず、急に募集が終了される可能性もあるというところには、注意しなければなりません。

脱毛サロンに使える助成金の種類

実際に脱毛サロンでも使用できる助成金を具体的に紹介します。
ここに掲載しているもの以外にも活用できるものはありますが、特におすすめなのは以下の助成金です。

キャリアアップ助成金

キャリアアップ助成金とは、名前の通り従業員のキャリアアップをサポートすることを目的とした助成金です。
対象はアルバイトやパート、契約社員といった非正規雇用労働者であり、彼らを正規雇用した場合に一人あたり57万円もの助成金を受給することができます。

また、正社員化に限らず、賃金アップなどの待遇の改善もこの助成金の対象になります。
一人で運営していく個人サロンであればあまり関係はないかもしれませんが、現在雇用しているスタッフの昇給や、新たなスタッフの増員を考えている場合には、ぜひ覚えておきたい助成金です。

人材確保等支援助成金

人材確保等支援助成金は、大まかに人材の確保や、労働環境の改善を目的として設けられた制度で、以下の9つのコースに分かれているのが特徴です。

  1. 雇用管理制度助成コース
  2. 介護福祉機器助成コース
  3. 中小企業団体助成コース
  4. 人事評価改善等助成コース
  5. 建設キャリアアップシステム等普及促進コース
  6. 若年者及び女性に魅力ある職場づくり事業コース(建設分野)
  7. 作業員宿舎等設置助成コース(建設分野)
  8. 外国人労働者就労環境整備助成コース
  9. テレワークコース

以上のように、業種やお金の使用用途など、様々な企業において申請できる助成制度です。
脱毛サロンの場合は1・3・4コースが活用できるケースが多いです。

※2023年3月現在、一部コースの新規受付を休止しておりますが、再開する可能性ももちろんございます。
新しい人材の確保や現在の労働環境の改変を検討されている方は一度チェックしてみましょう。

地域雇用開発助成金

地域雇用開発助成金は指定を受けた各地域にて実施されている助成金で、その地域の雇用拡大を目的としています。
設置した設備の状況や、実際に新しく雇用したスタッフの人数に応じて支給される額が決まり、個人サロン規模でも数十万円を受給できます。

また、この助成金の魅力は繰り返し受給で切るという点です。
申請は1年に1回で、最大3回まで受給することができます。

以上の3つの条件を満たす必要はありますが、決して無理な条件ではないので、継続的な受給を図りましょう。

両立支援等助成金

両立支援等助成金は、育児や介護を仕事と両立することができる環境作りをサポートする助成金です。
脱毛サロンのスタッフはちょうど育児世代に当たる若い女性が多いため、脱毛サロン・美容エステサロンにとっては活用しやすい助成金の一つだと言えます。

この助成金も複数のコースに分かれているのが特徴です。

いずれのコースであれ、受給するには実際にどのような改変を行ったか具体的に書面に記す必要があります。
労働者一人につき5万円、1事業主につき最大10人まで支給されます。

脱毛サロンに使える補助金の種類

次に脱毛サロンに使える補助金の例を紹介していきます。

IT導入補助金

IT導入補助金は、中小企業や小規模事業者に向け、ITツールの導入経費をサポートする補助金です。
一見脱毛サロンとは縁遠そうに感じられるかもしれませんが、実際は各電子システムの導入費やホームページ制作費なども対象になるため、決してハードルの高い補助金ではありません。

むしろ近年の脱毛サロンにはいずれも必須のツールであり、特に開業時に対象になることが多いため、積極的に活用していきましょう。

小規模事業者持続化補助金

小規模事業者持続化補助金は、名前の通り小規模事業者を対象とした補助金です。
補助の対象範囲が広く、業務用脱毛機の購入費用や店舗の改装費用など、開業にあたって特にお金がかかる費用に対して活用することができます。

新型コロナウイルスの影響もあり、ここ数年は従来より高い頻度で公募があります。
当コラム執筆時点では2,3カ月に1回と頻繁に応募者を募っているため、開業時にはぜひ一度チェックしてみてください。

ものづくり補助金

一見脱毛サロンとはあまり関係なさそうな名前をしていますが、「ものづくり補助金」は新しい商品やサービスの開発を支援することを目的にした補助金制度です。
上記の「小規模事業者持続化補助金」と比較すると、対象となる費用はそう多くありませんが、業務用脱毛機の購入費用は対象内。
申請者が小規模事業者の場合はかかった費用の2/3を補助してもらうことができます。

助成金・補助金を活用する場合の注意点

次に助成金や補助金を活用するうえで、覚えておきたい注意点を解説していきます。

予期なく終了・変更される場合がある

前述した通り、助成金や補助金は、事前に公開されていた申請期限より早く募集を打ち切る場合があります。

そのような場合の多くの理由は予算が上限に達したということ。
特に補助金の場合はあらかじめ予算が決められている場合が多く、想定より早いペースで応募が来た場合には、その分予算も早く尽きてしまうことがあります。

そのため、活用できそうな制度を見つけたらできるだけ早く準備・申請をしましょう。
まだ募集期間に余裕があるからといって申請がギリギリになると、間に合わなくなる可能性があります。

複数制度の併用はできない場合がある

たくさんある助成金や補助金の中には、その目的が重複しているケースが少なくありません。

例えばこのような目的を掲げた制度は特に多いですが、目的が類似した助成金、あるいは補助金は併用できない場合が多いです。
それを把握できていないまま申請してしまうと、せっかく準備した書類や資料などが全て無駄になってしまいますし、一旦採用になってから取り消される場合も発生します。

それぞれの募集要項の記載事項を、事前によく確認しておきましょう。

お金の受取りまで期間がかかる

助成金にしろ、補助金にしろ、実際にお金を受け取るにはある程度の期間を要します。
新型コロナウイルスの流行当初は、助成金の受け取りに時間がかかりすぎるということがニュースでも頻繁に取り上げられていましたが、そもそも申請してすぐにお金が支給されるほどスピーディな制度はほとんどありません。

また、後払いになる場合も多いです。
例えば、新しく事業をスタートするための助成金を受け取ることができることになったとしても、備品などを購入するには一度自分が支払い、その後に振り込まれる場合がほとんど。

あくまで一時的ではありますが、自分自身で負担しなければならないこともあるということを理解しておきましょう。

受取り後に監査が入る場合がある

最後の注意点は、助成金や補助金はお金を受け取ったら全て終了というわけではないということです。
中・長期間にかけて計画を実施している場合も多いですが、中にはお金を受け取った後、監査が入る場合があります。

その目的は、申請書類に記載された事業計画をきちんと遂行しているか、受け取ったお金が正しい用途で使用されたかを確認することです。
その際、もし不正受給が発覚すると、お金を返さなければいけないことはもちろん、それとは別にペナルティや処罰が下される場合があります。

補助金の審査に通りやすくなるコツ

既に解説した通りですが、特に補助金の場合、申請条件を満たせば絶対に採用されるとは限りません。
中には競争率が非常に高い制度もありますが、そのような中で審査に合格する確率を上げるために大切なコツをいくつか紹介します。

事業計画と合致する補助金を選択する

まずは、自分の事業計画と合致する目的を持った補助金を選択することが大切です。
事業計画と補助金の目的がより深いレベルで一致している企業が採用されやすい傾向にあります。

申請理由・事業計画を詳細に記入する

どのような補助金でも、応募や申請の際には多くの書類を用意する必要があり、その中には補助金を申請する理由や、事業計画の概要を記入しなければならない欄もあります。

複雑な手続きの中で1枚1枚の書類に時間をかけるのは大変ですが、記載した内容で、審査に合格できるかどうかが左右されます。
そのため、記入欄はできる限り細かく記載し、自社こそが補助金を受けとるにふさわしいと訴えかけることを意識しましょう。

申請額を下げることで審査に通りやすくなることも

仮に支給額の上限が100万円である場合、絶対に申請額を100万円にしなければならないということはありません。
確かに採用された場合のことを考えると、上限いっぱいを申請しておいた方がお得ですが、実は申請額は低い方が採用されやすくなるということをご留意ください。

例えば、100万円を申請した1社より、50万円を申請した2社が優先的に採用されることが珍しくありません。
むしろ、まだ上限額に届いていないからと無理やり申請額をかさ増ししようとすると、事業計画が歪み、採用されない可能性が高まってしまいます。

代行業者に申請してもらうことも可能

各助成金や補助金の申請手続きは代行業者に依頼することも可能です。

このような理由で、代行業者を活用する企業が多いです。

もちろんそれには料金がかかりますが、複雑な手続きを任せられる分、自由になる時間も大きいですし、プロであるからこそ審査を通過する確率も上がります。
料金に関しても、最終的に受け取った額に応じて支払う成果報酬型であることがほとんどであるため、不採用になった場合も着手金だけで済む場合が多いです。

助成金・補助金を活用も視野に開業を検討しよう

脱毛サロンの開業や運営における助成金・補助金について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
何より返済義務がないということは非常に大きなメリットであるため、もし活用できそうな制度があれば、前向きに検討してみてください。

ただし、何度もお伝えしている通り、申請したからといって必ず採用されるとは限りません。ただ、申請が通った場合のメリットが非常に大きいため、申請書や事業計画に関しては万全の準備をし、適切な助成金・補助金に応募しましょう。

また、脱毛サロンの開業にかかる資金調達や、開業後の運営資金に関連するコラムをこちらのページでご覧いただけます。

以上のように、お金に関する悩みについて一つひとつ解説しているので、興味があれば合わせて参考にしてみてください。

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