脱毛サロンを開業したものの、数年で廃業に追い込まれるケースは決して珍しくありません。大手チェーンの倒産がニュースになることも増え、「自分のサロンは大丈夫だろうか」と不安を感じている経営者の方も多いのではないでしょうか。
脱毛サロンの廃業には前受金ビジネスの落とし穴、行き過ぎた価格競争、固定費の増大といった共通した原因があります。本記事では、脱毛業界の動向を踏まえながら、廃業の主な原因と、それを防ぐためのポイントを解説します。
サロン経営者・開業検討中の方へ

サロン現場の声から生まれた
業務用脱毛機器CLEAR/SP-ef
脱毛機導入で売上130%UPの実績も!
業務用脱毛機の導入ならNBSへ!!
美容機器メーカー株式会社NBSは、20年で160,000台以上の美容機器導入実績!全国のサロンに自社開発の脱毛器などを導入しているので、高いお客様満足度と収益性を実現している業務用脱毛機のノウハウがあります。業務用脱毛機のことはお気軽にご相談ください。
パンフレットダウンロード(無料)脱毛サロンの廃業・倒産は増えている

まずは脱毛業界全体で廃業や倒産が増加傾向にあるという事実を押さえておきましょう。帝国データバンクの調査によると、脱毛サロン・クリニックの倒産は2024年度に過去最多を記録し、事業者の約4割が赤字経営に陥っているとされています。
知名度の高い大手脱毛サロンの破産が相次いだことも記憶に新しいところでしょう。特に、料金を前払いした契約者が施術を受けられないまま閉店する事例が問題となり、消費者保護の観点からも業界全体が厳しい目を向けられています。利用者からの信頼が揺らげば、業界全体の集客にも影を落としかねません。
注意したいのは、これが一部の大手だけの問題ではないという点です。むしろ体力の小さい個人サロンほど、価格競争や資金繰りの影響を受けやすい立場にあります。だからこそ、なぜ廃業が起きるのかという構造を理解しておくことが大切です。
脱毛サロンが廃業する主な原因
廃業の背景には、いくつかの典型的な原因があります。多くの場合、これらが単独ではなく重なり合って経営を圧迫します。ここでは、脱毛サロンが廃業する主な原因について解説します。
前受金ビジネスの自転車操業
脱毛サロンの多くは、回数券や高額なコース契約という前受金型のビジネスです。契約時にまとまった現金が入るため、一見すると資金繰りは楽に見えます。しかし、この前受金を店舗拡大や広告費に使い込んでしまうと、新規契約のお金で過去の契約者の施術をまかなう自転車操業に陥ります。
新規の集客が鈍った瞬間に資金が回らなくなり、施術の提供義務だけが残るというサイクルが倒産の典型的な構図です。相次いだ大手サロンの破産も、規模は違えど根底は同じで、拡大を急ぐあまり前受金を先行投資に回し、入金の伸びが止まったときに資金が尽きてしまいました。現金があるうちは好調に見えてしまうだけに、気づきにくい落とし穴です。
価格競争による薄利化
脱毛業界は価格の引き下げ競争が激しく、集客のために安易に値下げをすると、原価を回収できないほど利益が薄くなります。広告で集めた新規客が一度きりで定着しなければ、宣伝費だけがかさんでいきます。
安さで集めた客層は他店の安さにも流れやすく、価格競争から抜け出せなくなる悪循環に陥りがちです。一度下げた価格はなかなか元に戻せないため、安易な値下げは将来の自分の首を絞めることにもなりかねません。
値下げ以外にも、メニューの組み合わせや付加価値で魅力を高める方法はあります。価格以外のところで勝負をするのも重要なポイントといえるでしょう。
固定費と広告費の増加
家賃や人件費、機器のローンといった固定費は、売上が落ちても毎月かかり続けます。さらに新規集客のための広告費が重くのしかかると、利益を圧迫します。
売上が伸びている時期に固定費を膨らませてしまうと、来店が減ったときに一気に経営が苦しくなります。脱毛は利益が積み上がるまでに時間がかかるため、固定費が重いと黒字化する前に資金が尽きてしまうかもしれません。
脱毛サロンが廃業を防ぐ方法

脱毛サロンの廃業を防ぐには、売上を増やすことだけでなく、資金の使い方や固定費、価格設定、集客方法を現実的に管理することが重要です。特に前受金型のコース契約を扱う場合は、入金があった時点で安心するのではなく、将来の施術提供まで見据えて資金を残しておく必要があります。
ここでは、脱毛サロンが廃業リスクを下げるために取り組みたい具体的な方法を紹介します。どれも特別な施策ではありませんが、日々の経営で徹底できるかどうかが、長く安定してサロンを続けられるかを左右します。
前受金をすぐに使い切らない管理体制を作る
回数券やコース契約で受け取った前受金は、すべてを自由に使える売上として考えないことが大切です。契約時にまとまった入金があっても、その後に施術を提供する義務が残っているため、広告費や店舗拡大に使い切ってしまうと資金繰りが崩れやすくなります。
具体的には、前受金を通常の運転資金と分けて管理し、未消化分に対応できる資金を残しておきましょう。たとえば、契約金額のうち一定割合を施術提供用の資金として別口座に置いておく、月ごとに未消化残高を確認する、返金リスクを見込んだ資金を確保するなどの方法があります。
前受金は「今月の利益」ではなく「これから提供する施術のために預かっているお金」として管理することが重要です。この考え方を徹底できれば、新規契約が一時的に減ったときでも、既存顧客への施術を継続しやすくなります。
値下げではなくメニュー設計で利益を守る
脱毛サロンの集客では、安さを前面に出したキャンペーンに頼りたくなることがあります。しかし、値下げで集めたお客様は他店の安いプランにも流れやすく、利益が残りにくい経営になりがちです。廃業を防ぐには、価格を下げる前にメニュー設計を見直すことが大切です。
例えば、初回限定価格は体験しやすい金額にしつつ、2回目以降は部位別プランや都度払い、短期集中コースなどに分ける方法があります。全身脱毛だけに頼らず、顔脱毛、VIO、部分脱毛、メンテナンスプランなどを用意すれば、顧客の予算や目的に合わせた提案がしやすくなります。
また、単純な割引ではなく、「平日昼限定」「既存顧客限定」「紹介特典」など対象を絞ることで、利益を大きく削らずに来店機会を作れます。安さだけで集客するのではなく、続けやすいメニューと利益が残る価格設計を両立させることが大切です。
毎月の固定費に上限を決めておく
脱毛サロンは、家賃、人件費、機器のローン、広告費、水道光熱費など、毎月かかる固定費が多い業態です。売上が好調な時期にスタッフを増やしたり、広い物件へ移転したりすると、売上が落ちたときに固定費が重くのしかかります。
廃業を防ぐには、固定費に上限を決めておくことが重要です。例えば、家賃は想定月商の10%以内に収める、人件費は売上に対する割合で管理する、広告費は新規契約数と照らし合わせて判断するなど、数字で基準を持っておきましょう。
特に開業初期は、売上が安定する前に固定費を増やしすぎないことが大切です。スタッフ採用や店舗拡張、機器追加を行う場合も、「今の売上で支払えるか」ではなく、「売上が落ちた月でも耐えられるか」で判断しましょう。
広告費は反応を測定しながら使う
新規顧客を集めるために広告を出すことは大切ですが、広告費をかければ必ず利益につながるわけではありません。予約数や契約数を確認しないまま広告を続けると、売上以上に広告費が膨らみ、資金繰りを圧迫する原因になります。
広告を使う際は、媒体ごとに反応を記録しましょう。具体的には、広告費、問い合わせ数、体験予約数、来店数、契約数、1契約あたりの獲得単価を確認します。どの広告から来たお客様が契約につながっているのかを把握できれば、効果の低い広告を止め、反応のよい媒体に予算を集中できます。
また、広告だけに依存せず、Googleマップ対策、口コミ、紹介、SNS、既存顧客への再来店案内なども組み合わせることが重要です。広告費は感覚で使うのではなく、数字を見ながら改善することで廃業リスクを下げられます。
解約や返金が発生したときの対応ルールを整える
脱毛サロンでは、コース契約後に解約や返金の申し出が発生することがあります。対応ルールが曖昧なままだと、顧客とのトラブルにつながり、口コミや評判にも影響する可能性があります。
契約時には、解約条件、返金方法、消化済み回数の扱い、有効期限などを分かりやすく説明しましょう。契約書や同意書にも明記し、スタッフ全員が同じ説明をできる状態にしておくことが大切です。
返金が発生する可能性を見込んで資金を残しておくことも重要です。前受金をすぐに使い切ってしまうと、返金対応が必要になったときに資金繰りが苦しくなります。トラブルを防ぐためにも、契約内容と返金対応を事前に整備しておきましょう。
脱毛機器選びも廃業リスクを大きく左右する
開業時の機器選びや初期投資の大きさも、廃業リスクに直結します。高額な機器を過大なローンで導入すると、その返済が固定費として重くのしかかり、売上が想定を下回ったときに資金繰りを圧迫します。
特に脱毛機は高額になりがちで、複数台を一度にそろえようとすると初期投資が大きく膨らみます。最初は必要最小限から始め、売上の伸びに合わせて増やしていくようにしましょう。
大切なのは、本体価格だけでなく、ショット単価やジェルなどの消耗品、メンテナンス費用といったランニングコストまで含めて、無理なく運用できる機器を選ぶことです。導入方法も、購入とリース・レンタルでは資金負担の形が変わります。
CLEAR/SP-efは、サロンが無理なく運用を続けられることを重視した業務用脱毛機です。導入後のサポートやコスト面も含めて検討いただけます。機器は一度導入すると長く付き合う設備だからこそ、価格の安さだけでなく、運用のしやすさやサポート体制を重視することが大切です。お気軽にお問い合わせください。
脱毛サロンの廃業を防ぐには資金管理が重要

脱毛サロンの廃業は、集客不足だけで起こるものではありません。前受金を使い切ってしまう資金管理の甘さ、過度な値下げによる利益率の低下、固定費や広告費の増加、解約や返金への備え不足など、複数の要因が重なることで経営を圧迫します。
廃業を防ぐためには、前受金を将来の施術提供に備えて管理し、利益が残るメニュー設計を行い、広告費や固定費を数字で確認しながら運営することが大切です。また、開業時や機器入れ替え時には、本体価格だけでなく、消耗品費・メンテナンス費・サポート体制まで含めて、長く運用できる脱毛機を選ぶ必要があります。
脱毛サロンを安定して続けるには、売上を伸ばす施策と同時に、廃業につながるリスクを一つずつ減らしていく視点が欠かせません。無理な投資や価格競争に頼るのではなく、資金管理・固定費管理・顧客対応・機器選びを見直し、長く選ばれるサロンづくりを進めていきましょう。
目次

