エステサロンの開業や脱毛機の買い替えを検討している際、中古の業務用脱毛機は魅力的な選択肢として注目されています。新品と比較して大幅に価格を抑えられる一方で、保証やメンテナンスに関する不安もあり、多くのサロンオーナーが導入を迷われているのが現状です。
業務用脱毛機の新品価格は100万円から500万円と高額であるため、初期投資を抑えたい開業予定者や小規模サロンにとって、中古機器は現実的な選択肢となります。本記事では、中古業務用脱毛機の購入を検討されているサロンオーナー様に向けて、メリットとデメリット、購入時の注意点から選び方まで詳しく解説します。
中古業務用脱毛機のメリット

中古の業務用脱毛機を購入することで得られる具体的なメリットについて解説します。適切に選択すれば、サロン経営にとって大きなアドバンテージとなる可能性があります。
初期費用を大幅に削減できる
中古業務用脱毛機の最大のメリットは、初期投資を大幅に抑えられることです。新品の業務用脱毛機は一般的に150万円から500万円の価格帯ですが、中古品であれば使用年数や状態により30万円から200万円程度で購入が可能です。
この初期費用の削減により、開業時の資金繰りが改善され、その他の設備投資や広告費、運転資金に回すことができます。特に個人経営のサロンや新規開業者にとっては、資金負担の軽減は経営安定化に直結する重要なポイントとなります。
複数台の機器導入が現実的になる
新品では1台の購入が限界だった予算でも、中古であれば複数台の導入が可能になる場合があります。複数台の脱毛機を持つことで以下のメリットが生まれます。
- 顧客の待ち時間短縮による満足度向上
- 施術効率の向上と売上機会の増加
- 機器故障時のリスク分散
- 異なる脱毛方式の提供による顧客ニーズへの対応
早期に導入できる
新品の業務用脱毛機は注文から納品まで数週間から数ヶ月を要する場合がありますが、中古品は在庫があればすぐに導入可能です。競合他社より早くサービスを開始したい場合や、既存機器の急な故障時にも迅速な対応ができます。
既に市場で実績のある機種を選択できる
中古市場に出回っている機器は、既に多くのサロンで使用され、実際の効果や使い勝手が検証済みの機種が中心です。新機種にありがちな初期トラブルや未知の問題を避けながら、実績に基づいた安定した性能の機器を選択できるというメリットがあります。
中古業務用脱毛機のデメリット
メリットがある一方で、中古業務用脱毛機の購入には多くのリスクとデメリットが存在します。これらを十分に理解した上で検討することが重要です。
故障リスクが高い
中古機器は使用履歴があるため、新品と比較して故障リスクが高くなります。特に業務用脱毛機は高い出力で連続使用されることが多く、内部部品の劣化や摩耗が進行している可能性があります。
故障が発生した場合、施術を止めざるを得なくなり、顧客への迷惑はもちろん、売上機会の損失や信頼失墜のリスクも伴います。
修理費用が高くなりやすい
中古機器が故障した際の修理費用は、想定以上に高額になる可能性があります。以下の要因が修理費用を押し上げます。
- 保証期間外のため全額自己負担
- 古い機種の部品調達困難による費用増
- 専門技術者による修理が必要
- 代替機器のレンタル費用
場合によっては修理費用が中古購入価格を上回ることもあり、トータルコストが新品購入を超えるリスクがあります。
欲しい機種を入手できない可能性がある
中古市場では、希望する特定の機種やモデルが常に入手できるとは限りません。新品であれば確実に最新機種を購入できますが、中古では以下の制約があります。
- 人気機種は高値で取引され、価格メリットが少ない
- 古い機種しか流通していない場合がある
- 色やオプション仕様の選択肢が限定的
サロンの集客に不利に働きやすい
最新機器への関心が高い顧客層に対して、古い機種では訴求力が劣る場合があります。特に美容意識の高い顧客は、使用される機器の新しさや最新技術に注目する傾向があり、集客や単価向上の障害となる可能性があります。
メーカーのサポートが十分でない
中古機器の場合、以下のサポート面で制約を受ける可能性があります。
- メーカー保証の対象外
- 技術サポートの優先度が低い
- 最新の施術マニュアルや研修機会の提供が限定的
- ソフトウェアアップデートの対象外
中古業務用脱毛機購入時の注意点

中古業務用脱毛機を購入する際は、事前の入念な確認が欠かせません。以下のチェックポイントを参考に、慎重な選定を行いましょう。
機器の詳細な状態確認
購入前に必ず実機での動作確認を行い、以下の項目をチェックしてください
- 総照射回数(ショット数)の確認
- 各ハンドピースの残り照射回数
- 冷却機能の正常動作
- 出力レベルの安定性
- エラー表示の有無
- 外観の傷や汚れの程度
保証とアフターサービスの確認
販売業者が提供する保証内容とアフターサービス体制を詳しく確認することが重要です。理想的には以下の条件を満たす販売業者を選択しましょう。
- 最低3ヶ月以上の動作保証
- 故障時の修理対応体制
- 技術サポートの提供
- 消耗品の調達可能性
必要書類の確認
正規の中古機器であることを証明する以下の書類を確認してください
- 取扱説明書
- 保証書(期限切れでも履歴として重要)
- メンテナンス記録
- 前所有者からの譲渡証明書
法的要件の確認
業務用脱毛機は医療機器として分類される場合があり、薬機法(医薬品医療機器等法)に基づく届出や許可が必要な機器もあります。購入前に所轄の保健所等で確認し、適法な使用が可能かを確認しましょう。
新品購入との比較検討
中古機器の購入を決定する前に、新品購入との総合的な比較検討を行うことをおすすめします。
トータルコストでの比較
価格だけでなく、以下の要素を含めたトータルコストで判断することが重要です
- 機器購入費用
- 保証・保険費用
- 予想される修理費用
- 消耗品交換費用
- 機会損失リスク
事業計画との整合性
サロンの事業戦略や目標とする顧客層に合わせて、最適な選択を行いましょう
- 高級志向の顧客層→最新機器が有利
- コスト重視の顧客層→中古機器でも問題なし
- 技術力のアピール→新機能搭載の新品が効果的
中古の脱毛器に関するよくある質問

中古業務用脱毛機に関するよくある質問について回答します。購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
Q. 中古の業務用脱毛機でも十分な効果は期待できますか?
適切にメンテナンスされ、照射回数に余裕がある機器であれば、新品と遜色ない脱毛効果を期待できます。ただし、使用状況や機器の状態により効果にばらつきが生じる可能性があるため、購入前の動作確認が重要です。
Q. どのくらいの照射回数が残っていれば購入しても問題ありませんか?
一般的に、ハンドピースの総照射可能回数の30%以上が残っていることが望ましいとされています。ただし、機種によって異なるため、メーカーの推奨基準を確認することをおすすめします。
Q. 中古機器購入後にトラブルが発生した場合はどうすればよいですか?
まずは販売業者に連絡し、保証内容に基づいた対応を求めましょう。保証対象外の場合は、メーカーや専門の修理業者に相談することになります。事前に信頼できるメンテナンス業者を確保しておくことが重要です。
Q. 個人間売買で中古脱毛機を購入する際の注意点は?
個人間売買では保証がない場合が多く、トラブル時の対応が困難になる可能性があります。機器の正当性、動作状況、法的要件などを十分に確認し、可能であれば専門知識を持つ第三者の同行をおすすめします。
中古業務用脱毛機を購入するべきかは慎重に判断しよう
中古業務用脱毛機の購入は、初期投資を抑える効果的な方法である一方、多くのリスクを伴う選択でもあります。故障リスク、修理費用、サポート体制の制約など、様々なデメリットを十分に理解した上で判断することが重要です。
購入を検討される場合は、機器の詳細な状態確認、販売業者の信頼性、アフターサポート体制を入念に調査し、新品購入とのトータルコスト比較を行うことをおすすめします。サロンの事業戦略や目標とする顧客層に合わせて、最適な選択を行いましょう。
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