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シェアサロン・面貸し・業務委託の違いを徹底解説!

美容業界では、サロンに直接雇用されたり自分のサロンを開業するだけでなく、フリーランスとして働くことも可能です。

フリーランスとしての働き方としては主に以下の3つの選択肢が挙げられますが、それぞれの特徴や違いを理解している方は少ないのではないでしょうか。

今回のコラムでは、これらの働き方の違いやそれぞれのメリット、デメリットについて解説していきます。

多様化するフリーランスの働き方

美容業界では、労働時間の長さや給与、福利厚生への不満から早期離職の割合が高く、慢性的な人手不足が大きな問題となっています。従って、育成が不要な即戦力の人材に対する需要が高いです。

こうした背景から、個人事業主となってサロンと対等な関係を結び、フリーランスとして働く方が増え続けています。

以前は、フリーランスのエステティシャンは業務委託としてサロンと契約することが主流でした。しかし、現在はSNSや美容ポータルサイトを通して、個人でもブランディングや集客を行えるようになっています。

そのため、自ら集客を行うシェアサロンや面貸しサロンで働く選択肢が広まりつつあります。

業務委託とシェアサロン・面貸しの大きな違い

業務委託としての働き方と、シェアサロンや面貸しサロンでの働き方の違いについてお伝えします。

業務委託

業務委託とは、個人事業主がサロンと「業務委託契約」を結んで勤務することを指します。売上還元率は約40〜60%と低めであることが一般的です。

上記についてはサロンが担ってくれるため、施術でスキルを発揮することに集中したい方に適した働き方だと言えます。

シェアサロン・面貸し

エステティシャンにサロンのスペースを部分的に貸し出すシェアサロンや面貸しサロンでの勤務は、業務委託としての働き方と以下のような点で大きく異なっています。

それぞれの違いについては後ほど解説しますが、より大きな裁量が与えらえた状態で働けることが大きな特徴だと言えます。

シェアサロン・面貸し共通のメリット

シェアサロンや面貸しサロンで働くメリットとして、以下の3点が挙げられます。

自由に効率良く働ける

シェアサロンや面貸しサロンでは、比較的勤務スケジュールの融通が利きやすいです。サロンによって異なりますが、時間単位や月単位で契約したり、一般的なサロンの営業時間よりも遅い時間帯に勤務できる場合があります。

フルタイムで働くだけでなく、自分のライフスタイルに合わせた以下のような働き方を取り入れることも可能です。

なお、「近隣エリアにあるサロンとの掛け持ちを認めない」など、複数店舗での勤務に関して制限を設けているサロンもあります。他のサロンとの掛け持ちを検討している方は、それぞれの店舗に予め確認を取っておきましょう。

低リスクで独立できる

サロンを開業する場合、数百万円の初期費用や莫大なランニングコストが発生する、事業を撤退する際にも相当な費用がかかるなど、大きなリスクを負わなければなりません。

一方、シェアサロンや面貸しサロンで勤務するエステティシャンは用意された施術スペースを使用できるため、事業を始める際の出費は少なく済みます。従って、開業するよりも小さなリスクで独立することができます。

また、集客や価格設定などを通してサロンを経営しているような体験ができることから、開業を見据えて一時的に勤務する方にも適していると言えます。

業務委託よりも収入を増やせるケースが多い

シェアサロンや面貸しサロンは業務委託で働く場合よりも売上還元率が高く、収入が増えやすいです。さらに、価格設定を自分で行えるため、サロンの利用料や集客の状況を踏まえて利益を最大化できるよう価格を調整することもできます。

従って、業務委託で働くよりも高収入を目指せる可能性が高いと言えます。

シェアサロン・面貸し共通のデメリット

シェアサロンや面貸しサロンで勤務するデメリットをご紹介します。

業界の情報を集めづらい

シェアサロンや面貸しサロンで働くエステティシャンは、基本的に1人で業務を行います。同業者と繋がる機会を確保しにくい傾向にあり、美容業界で流行している最新の施術や他店の情報を入手しづらいのが難点です。

美容系サイトや大手サロンのSNSを頻繁に確認するなど、常に情報のアンテナを張っておくことが求められます。

自分で集客する必要がある

お伝えしているように、シェアサロンや面貸しサロンでは、自力で集客を行い売上を作り出さなければなりません。そのため、集客力がないと思うように収入を得ることができないという厳しい側面があります。

競争の激しい美容業界では、数ある競合の中からお客様に選んでもらえるよう差別化を意識した集客が必須です。充実した集客支援を行っているシェアサロンもあるため、集客力に不安がある方は、サポートが手厚い店舗の利用を検討してみても良いかもしれません。

シェアサロンと面貸しの違いとは

ここからは、シェアサロンと面貸しサロンの違いについて詳しく解説していきます。

シェアサロンの特徴

シェアサロンは、フリーランスとして働く複数人でスペースを共同利用することを前提として作られており、主に以下のような特徴を持ちます。

また、サロンに支払う利用料に関しては月額制や時間制、売上に対する歩合制のいずれかの体系が採用されていることがほとんどです。ただし、詳細な条件はサロンによって異なるため、契約を結ぶ際に確認しておくと良いでしょう。

シェアサロンで働くメリット

シェアサロンで働く場合、以下のようなメリットがあります。

予約管理をサロンに任せられる

シェアサロンでは、複数人のフリーランスが円滑に利用できるよう専用のシステムで予約を一括で管理し、利用者同士での予約の重複を防いでいることがほとんどです。そのため、予約状況を自分で管理する必要はありません

サロンの予約システムさえしっかりと確認しておけば、施術スケジュールを正確に把握することができます。

売上還元率が高い

一般的に、シェアサロンでの施術を通して得られた売上は、全てエステティシャンの報酬となります。売上還元率を設定している場合でも、約80〜90%であることがほとんどです。

業務委託の還元率は約40〜60%、面貸しサロンでは約50〜70%と言われていることを考えると、シェアサロンは売上還元率が高く、効率良く稼ぎたい方に適していると言えます。

シェアサロンのデメリット

シェアサロンでは整った設備を利用して効率良く利益を得ることができますが、以下のようなデメリットもあります。

フリーのお客様は期待できない

お伝えしているように、シェアサロンや面貸しサロンでは自分で集客を行う必要があります。さらに、サロンの予約システムで施術スケジュールが管理されているため、「偶然通りがかって立ち寄ってみた」というようなフリーのお客様を受け入れることはできません

備品を自分で用意する必要がある

シェアサロンでは、ベッドのような施術を行う上で必要な最低限の設備は備わっていますが、以下のような細かい備品は自分で仕入れなければなりません。

従って、備品を仕入れる費用の負担が発生します。また、継続的に勤務する場合は、仕入れたものの在庫を管理することも必要です。

面貸しサロンの特徴

フリーランスのエステティシャンに貸し出すことを前提として作られるシェアサロンに対し、通常営業しているサロンの空きスペースを提供するのが面貸しサロンです。中には、営業時間外に空いたスペースを提供している場合もあります。

また、面貸しサロンでは施術価格について、以下のように下限価格が設けられていることが一般的です。

面貸しサロンで働くメリット

面貸しサロンで働くメリットを解説していきます。

シェアサロンよりも集客力が安定しやすい

面貸しサロンでは、自分の施術を希望してくれるリピーターの施術をメインに行うことが多いです。既にある程度顧客がついている方は、安定した売上を確保しやすいと言えるでしょう。

また、サロンによっては、人手が足りず対応できないフリーのお客様を施術させてもらえることもあります。集客に行き詰まった時にも顧客を獲得する機会があることは、面貸しサロンの大きな強みだと言えます。

サロンが備品を用意してくれる

面貸しサロンでは、予め備品が用意されていることが多いです。そのため、備品の仕入れ代を負担する必要が無いだけでなく、以下のような在庫管理に関する業務もサロンに任せることができます。

面貸しサロンのデメリット

面貸しサロンで働く場合には、以下のようなデメリットがあります。

予約管理は自分で行う

面貸しサロンでは、サロン側が顧客の予約状況を管理してくれることはありません。お客様と直接連絡を取り、施術内容や日時を決定します。

面貸しサロンで安定した利益を得るためには、リピーターに継続して通ってもらうことが欠かせません。一度お客様が離れてしまうと、売上に大きく影響する可能性もあります。予約の重複や把握ミスで信頼を無くすことがないよう、慎重に管理しましょう。

プライベートな空間を保ちづらい

面貸しサロンでは、営業しているサロンの一角で施術を行います。シェアサロンと比べて借りられるスペースが狭く、個室で接客することもできません。お客様にプライベートな空間や特別感を提供することは難しいでしょう。

自分に合った働き方を選択しよう

シェアサロン、面貸し、業務委託という3つの選択肢についてご紹介しました。フリーランスとして勤務する点では共通していますが、個人に与えられる裁量や報酬の仕組みなど、それぞれ大きく異なる特徴を持っています。

ライフスタイルや仕事に対する価値観、将来の目標などを加味した上で、自分に合った働き方を取り入れてみてください。

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